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国債取引、不成立続く 緩和の副作用鮮明に

2022年10月12日19時47分

 東京債券市場で、長期国債の取引が成立しない異例の事態が続いている。日銀は国債を無制限に買い入れて長期金利を低く抑え込む金融緩和を継続。これにより、長期金利の指標となる新発10年物国債が割高となり、取引が手控えられた。市場のゆがみが深刻化し、本来は市場で決まるべき長期金利を中央銀行が操作するという思い切った金融緩和策の副作用が浮き彫りになった格好だ。

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 12日の債券市場では、新発10年物国債の取引は、現行制度となった1999年3月以来、初めて4営業日連続で成立しなかった。

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