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ウクライナ全土攻撃、死者23人 ロシア連日「報復」に非難強まる

2022年10月11日22時08分

10日、キーウ(キエフ)で、ロシアによる攻撃で道路に開いた穴の周辺を警備する警察(AFP時事)

10日、キーウ(キエフ)で、ロシアによる攻撃で道路に開いた穴の周辺を警備する警察(AFP時事)

 ウクライナ全土を狙ったロシアのミサイル攻撃が10日に続いて11日もあり、ウクライナ高官の発表によると、10日の攻撃による死者は23人、負傷者は約100人に増えた。ゼレンスキー大統領はビデオ演説で「ウクライナをおびえさせることはできない」と強調。「(ロシアのプーチン政権は)戦場でわれわれに対抗できず、こうしたテロに頼っている」と糾弾した。

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 ゼレンスキー氏は11日、先進7カ国(G7)首脳による緊急のオンライン会議に参加。10日には米英仏独の首脳と電話会談した。民間人多数が犠牲になった攻撃に、ロシアへの国際的な非難が強まっている。ミサイルは11日も西部リビウ、ビンニツァ両州などに飛来し、前日と同様、イラン製自爆ドローンが確認された。
 ミサイル攻撃のきっかけは、ロシア本土と2014年に併合されたウクライナ南部クリミア半島を結ぶ橋の8日の爆破事件。発生したのはプーチン大統領の誕生日の翌日だった。プーチン氏は「ウクライナ情報機関によるテロ」と決め付け、安全保障会議で10日にエネルギー・軍事施設などへ報復攻撃を加えたと発表。ロシア国内にアピールするため、国営テレビは攻撃の映像公開に踏み切った。

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