米、対北朝鮮で追加制裁 弾道ミサイル発射に対抗
2022年10月07日23時20分
【ワシントン時事】米財務省は7日、北朝鮮に石油精製品を違法に輸出したとして、シンガポール人ら2個人と3企業を制裁対象に指定したと発表した。日本上空を通過する弾道ミサイルの発射などに対抗する措置で、北朝鮮への石油精製品の輸出を制限する国連安保理決議を履行する姿勢を強調した。
米国内資産の凍結措置などが適用される。ブリンケン国務長官は声明を出し、「北朝鮮の兵器開発を直接支援する行動だ」と非難した。
発表によると、制裁対象はシンガポール人と台湾人1人ずつのほか、太平洋の島国・マーシャル諸島を拠点とする海運会社「ニュー・イースタン・シッピング」など3企業。