岸田首相、Jアラート混乱「重く受け止め」 構造的な賃上げ、果断に実現―参院代表質問
2022年10月07日16時38分
岸田文雄首相は7日の参院本会議で、北朝鮮が日本上空を通過する弾道ミサイルを発射した際、全国瞬時警報システム(Jアラート)で混乱が生じたことについて「重く受け止め、再発防止にしっかり取り組む」と述べた。国民民主党の舟山康江氏への答弁。
首相が掲げる「構造的な賃上げ」に関しては、労働移動円滑化などの改革に取り組むとした上で「新しい資本主義の旗印の下、成長と分配の両面から果断に実現を目指す」と語った。
物価高騰・円安対策を反映させた2022年度第2次補正予算案が今国会冒頭に提出されなかったことに関し、首相は、山際大志郎経済再生担当相と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の接点が次々と判明している問題とは関係ないと強調した。一方、山際氏は先の参院選の街頭演説で「野党の話は聞かない」とした自身の発言を撤回し、謝罪した。