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発祥の地で「赤べこ」を初制作 福島県柳津町〔地域〕

2022年09月26日10時03分

柳津町産「赤べこ」を披露した伊藤千晴さん=21日、福島県庁

柳津町産「赤べこ」を披露した伊藤千晴さん=21日、福島県庁

 福島県柳津町は、町内で初制作した会津地方の郷土玩具「赤べこ」を披露した。町には「赤い牛(べこ)の群れが黒牛を助けた」という伝説があり、赤べこ発祥の地とされるが、町内には工房がなく、生産はしていなかった。町は伝統技術の獲得や担い手育成のため、町産の赤べこ制作に取り組んでいた。
 デザインと制作を担当したのは、同町地域おこし協力隊の伊藤千晴さん。「西会津町の工房で2年程度修行し、技術を学んだ。かわいらしい形に仕上がってうれしい」と笑った。丸みを帯びたフォームと「や」を図案化した模様が背中に入っているのが特徴で、縁起がいい紅白カラーを用意した。
 今後は、販売に向けて量産体制の整備やPRなどを行っていくという。町地域振興課によると、来秋ごろまでにはJR只見線会津柳津駅を改修し、駅舎内に工房を設置する予定だ。

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