台風15号、東海・関東接近へ 静岡県で大雨、厳重警戒―気象庁
2022年09月24日01時21分
気象庁は23日、高知県・室戸岬の南海上で午前9時に熱帯低気圧が台風15号に変わったと発表した。24日夜にかけて東海や関東の沿岸に接近し、温帯低気圧に変わる見込み。
静岡県では23日夜に大雨となり、同庁は土砂災害や河川の氾濫、低地の浸水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。浜松市と磐田市、袋井市は「緊急安全確保」、静岡市などは避難指示を発令した。
浜松市や静岡市などで1時間雨量が110~120ミリ以上との記録的短時間大雨情報が相次いで出され、静岡県の大半に土砂災害警戒情報が発表された。同県菊川市の菊川や藤枝市の朝比奈川などに氾濫危険情報が出された。
愛知県では夕方に、静岡県では夜に、発達した雨雲が連なる線状降水帯が発生した。
15号は24日午前0時、浜松市の南南西約180キロの海上を時速20キロで北東へ進んだ。中心気圧は1002ヘクトパスカル、最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートル。東側185キロ以内と西側150キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
24日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、東海250ミリ、関東甲信180ミリ、北海道150ミリ、北陸100ミリ、近畿80ミリ。その後、関東甲信では25日午後6時までの同雨量が50~100ミリ。