避難シェルターを沖縄・先島整備へ 住民用、台湾有事備え―政府検討
2022年09月16日16時58分
政府は、台湾海峡での有事などに備えるため、沖縄県石垣市など先島諸島に住民避難用のシェルターを整備する方向で検討に入った。政府関係者が16日明らかにした。離島地域では住民が避難する施設が不足しており、国として早急に対応する必要があると判断した。
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年末の国家安全保障戦略など3文書改定では、住民の避難場所や方法の充実など国民保護の一層の強化を明記する方向で議論が進む見通しだ。
内閣官房は2023年度予算概算要求に、シェルター整備に向けた調査費7000万円を計上。今後、武力攻撃に耐えられるシェルターの調査を行う。地上設置型、地下埋設型の比較検討も行う。調査結果に基づき設置場所や時期を決定する。