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金正恩氏、核保有国の地位「不可逆的」 核武力法令を採択

2022年09月09日10時48分

8日、北朝鮮・平壌で最高人民会議の第7回会議に出席した金正恩朝鮮労働党総書記 (中央壇上)=朝鮮中央通信が9日配信(AFP時事)

8日、北朝鮮・平壌で最高人民会議の第7回会議に出席した金正恩朝鮮労働党総書記 (中央壇上)=朝鮮中央通信が9日配信(AFP時事)

 【ソウル時事】朝鮮中央通信は9日、北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)が8日に平壌で開かれ、核武力政策に関する法令を採択したと報じた。金正恩朝鮮労働党総書記は演説で「核武力政策の法制化で核保有国としての地位が不可逆的になった」と述べた。非核化を求める米国に対し、交渉拒否の姿勢をさらに強化してみせた。

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 朝鮮中央通信によると、法令には核兵器の使用原則や指揮統制、管理などを規定。核武力は「正恩氏の指揮だけに服従」し、正恩氏が核武力に関する全ての決定権を持つと明記された。正恩氏ら指揮統制体系への攻撃には「自動的に核打撃が即時断行される」と警告している。核や関連技術を他国に移転しないとも定めた。
 正恩氏は演説で「米国の狙いは究極的には核を放棄させ、政権を崩壊させようということだ」と米国への強い不信感を表明。「核敵国である米国をけん制しなければならないわれわれとしては絶対に核を放棄できない」と強調した。

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