「国民を囚人にする悪魔」 大統領批判の元法相逮捕―赤道ギニア
2022年09月02日14時09分
【リーブルビルAFP時事】ヌゲマ大統領の独裁が40年以上も続いているアフリカ中部の産油国、赤道ギニアで「国民を囚人にする悪魔である」と大統領を批判したマイエ元法相が逮捕された。親族や野党が1日、明らかにした。
マイエ氏は3週間にわたって行方不明だった。7月25日に対話アプリ「ワッツアップ」でヌゲマ大統領を批判し、国民と対話するよう呼び掛けた。これがインターネット上で広まった。マイエ氏は聖職者でもある。
8月7日夜、与党の会合に呼び出され「国家元首に謝れと要求されたが拒否したところ、どこかへ連れて行かれた」と親族は述べている。マイエ氏は1998~2004年、法相を務めた後、13年には駐米大使に任命された。