ロシアに原発管理権返還要求 バイデン氏、ウクライナ大統領と電話会談
2022年08月26日07時47分
【ワシントン時事】バイデン米大統領は25日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した。両首脳は、ロシアが占拠しているウクライナ南東部ザポロジエ原発をめぐり、ウクライナへの管理権返還に加え、国際原子力機関(IAEA)による調査団の受け入れをロシアに要求した。
バイデン氏は会談後にツイッターで「主権を守るために戦うウクライナとその国民を引き続き支援することを明確にした」と表明。ゼレンスキー氏も「われわれは勝利に向けたさらなるステップと、戦争犯罪に関するロシアの責任追及の重要性について話し合った」と述べた。
電話会談では対ロ制裁の強化や追加武器支援などが議題となった。ゼレンスキー氏は支援に謝意を示し、特に米国から供与された地対空ミサイル「NASAMS」が「ミサイルの恐怖からわれわれの都市を守るために役立つ」と強調した。