7月の外食売上高、14.5%増 「第7波」で回復鈍化
2022年08月25日17時09分
日本フードサービス協会が25日発表した7月の外食産業売上高(新規店含む全店ベース)は、前年同月比14.5%増と、行動制限があった前年を上回った。ただ、7月中旬以降は新型コロナウイルス感染拡大の「第7波」が深刻化し、20%ほど増加した5~6月から回復が鈍化。コロナ禍前の2019年7月と比べると1.5%減少した。物価高が収益を圧迫し、ファミリーレストランでは閉店を加速する動きが出ている。
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パブや居酒屋の売上高は休業要請があった前年7月と比べ約2.4倍になったが、「月の後半になるほど客足が鈍った」(担当者)という。ファミレスは20.6%増えたものの、感染再拡大で高齢者が外出を控える傾向が強まっているという。一方、ファストフードはテークアウトやデリバリー利用が多いことから堅調な動きとなっている。