現金給付に殺到、数十人負傷 南部では5000人集結―フィリピン
2022年08月22日14時26分
【マニラAFP時事】フィリピン南部で20日、新型コロナウイルスまん延に伴い中止されていた学校の対面授業再開に先立ち、当局が予定していた現金給付に住民が殺到し、数十人が負傷した。
フィリピン政府は教育費を支払う余裕のない人々に政府が最大4000ペソ(約1万円)を資金援助すると発表。19日には各地で支給場所に列ができ始めた。
南部ミンダナオ島サンボアンガでは20日、約5000人が高校の校舎の外に集結。警察当局者によると、「間もなく門が開くと聞いた人々がどっと押し寄せた。坂になっていたので皆つまずいて転んだ」という。