旧統一教会との関係、説明要求 泉氏「隠蔽内閣」―野党
2022年08月10日20時36分
第2次岸田改造内閣の発足を受け、野党からは10日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係について、説明を求める声が相次いだ。立憲民主党の泉健太代表は党会合で「『統一教会隠蔽(いんぺい)内閣』だ」と厳しく批判。臨時国会の早期召集を求める考えを示した。
改造内閣をめぐっては、複数の閣僚が教団との関係を認めている。これを踏まえ、泉氏は「(岸田文雄首相が)点検や厳正な見直しをすると言ったにもかかわらず、全くできていない」と突き放した。
共産党の小池晃書記局長も記者会見で、速やかな臨時国会の必要性に言及。「(閣内から)次々に関わりが出てきている。『統一教会隠し失敗内閣』とも言える」と酷評した。
国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に対し、教団との関係を「しっかり断つことを閣僚も明言すべきだ」と求めた。
一方、日本維新の会の松井一郎代表は、改造内閣について「大きなサプライズがなく、長期政権を目指すための『党内配慮型内閣』だ」と記者団に指摘。教団と自民党の関係には触れなかった。