ウガンダ、ロシアを「批判せず」 ラブロフ外相訪問
2022年07月27日16時18分
【エンテベ(ウガンダ)AFP時事】アフリカ中部ウガンダのムセベニ大統領は26日、ウクライナに侵攻したロシアについて「ウガンダを傷つけたことのない者となぜ対立できるのか」と述べ、批判を避けた。ウガンダを訪問したロシアのラブロフ外相と、首都カンパラ近郊エンテベで記者会見した際に語った。
ウガンダは3月、国連の対ロ非難決議の際、棄権している。ムセベニ氏は「ロシアが間違いを犯せば指摘する。間違いを犯していないのに対立することはない」と述べた。
ウクライナ侵攻は穀物輸出を困難にしてアフリカに食料危機を突き付けた。ラブロフ氏は「この問題をめぐってとても騒々しい政治運動が行われているが、アフリカの友人たちは問題の根本原因をよく分かっている」と欧米に責任を転嫁する主張を繰り返した。