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ロシア軍失速「力尽きる寸前」 人的不足、作戦行動一時停止も―英情報長官

2022年07月22日17時03分

英国の対外情報機関、秘密情報部(MI6)のムーア長官=2019年4月、仏北西部ディナール(EPA時事)

英国の対外情報機関、秘密情報部(MI6)のムーア長官=2019年4月、仏北西部ディナール(EPA時事)

 【ロンドン時事】英国の対外情報機関、秘密情報部(MI6)のムーア長官は21日、ウクライナに侵攻を続けるロシア軍について「失速し、力を失う寸前にある」とする見解を明らかにした。ロイター通信が伝えた。長官は「今後数週間、人的資源の供給がますます困難になるだろう」と述べ、ロシア軍が作戦行動を何らかの形で一時的に停止せざるを得なくなる可能性を指摘した。

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 米コロラド州で開かれた安全保障フォーラムで語った。
 ロシア軍はアゾフ海や黒海に面したウクライナ南東部の広範な地域を占領。東部ドンバス地方で支配領域の拡大を目指しているが、このところ部隊の動きが目立って緩慢になっているもようだ。
 米シンクタンク、戦争研究所の21日付の戦況報告によると、ロシア軍は7日から16日にかけて作戦行動を一時休止。その後、ドンバス地方のドネツク州スラビャンスクの北西、セベルスクとバフムト周辺で小規模な攻撃を続けているが、21日現在、新たに「決定的な領域」を確保するには至っていない。
 一方、英国防省は22日の報告で、ロシア軍が地上攻撃用ミサイルの「深刻な不足」により、本来防空用のミサイルを転用するケースが増えていると指摘した。

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