イラン、映画監督パナヒ氏を収監 12年前の禁錮刑で
2022年07月19日20時08分
【テヘランAFP時事】イラン司法当局は19日、国際映画祭で数々の賞を受賞したジャファル・パナヒ監督(62)が2010年に言い渡された禁錮6年の刑に服するため、エビン刑務所に収監されたことを明らかにした。
パナヒ氏は10年に反体制デモを支持して逮捕され、「反体制プロパガンダ」で禁錮6年の有罪判決を受けた。2カ月服役した後、条件付きで釈放されたが、今年5月に体制側を批判する公開書簡を出し、今月11日に再び逮捕されていた。
パナヒ氏は15年に監督作「人生タクシー」でベルリン国際映画祭の最高賞「金熊賞」、18年には「ある女優の不在」でカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞した。