ドネツク州掌握へ攻勢か　ロシア軍、部隊再編―ウクライナ

　【パリ時事】ウクライナ軍の抵抗を受けて攻撃を一時休止していたとみられるロシア軍が、東部ドネツク州の掌握へ向け再び攻勢に出る構えを示している。ウクライナ軍によれば、ロシア軍は同州の要衝スラビャンスク攻略のため部隊を再編。ウクライナ側は「明らかに次の攻撃段階に向けた準備が進められている」（同国軍情報部）と警戒を強めている。

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　１６日のロシア国防省の声明によれば、ショイグ国防相はドネツク州を含む東部ドンバス地方での作戦強化を指示。「ウクライナ政権による住民への攻撃の可能性を排除するため」と説明した。ロシアは「ドンバス地方のロシア語話者住民をウクライナの侵攻から守る」と作戦を正当化している。