• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

藤田監督「ゼロから一を」 都市対抗野球、元阪神投手が率いて初陣

2022年07月16日16時02分

オンライン会見に臨んだロキテクノ富山の藤田太陽監督=15日

オンライン会見に臨んだロキテクノ富山の藤田太陽監督=15日

  • 力投する阪神の藤田太陽投手=2002年7月、甲子園

 18日に開幕する社会人野球の第93回都市対抗大会(東京ドーム)で、ロキテクノ富山(上市町)が32チーム中、唯一の初出場を果たす。設立11年目のチームを率いるのは、阪神などでプロ通算156試合に登板した藤田太陽監督(42)。「北信越を代表する上で恥ずかしくない試合、全力プレーを」と意気込む。
 ドラフト1位で2001年に阪神入りし、西武を経て移ったヤクルトを13年限りで退団。プロ野球を離れて、15年にコーチ兼任投手としてロキテクノに加入した。
 20年12月に監督就任。歴史の浅いチームとあって、まずはスカウト活動に力を注いだ。「大学とのパイプもかなり細く、北信越を中心に志が高くて丈夫な選手をリクルートした」。西武時代の同僚で同学年の捕手だった細川亨コーチらを含む、強力な指導体制で念願の切符を手にした。
 都市対抗は、プロ入り前に所属した川崎製鉄千葉(現JFE東日本)で経験。トーナメントならではの緊張感も熟知しており、「いかに普通のことをやれるか」をポイントに挙げる。
 拠点の富山県は冬に積雪があり、「12月から翌年2月、状況によっては3月中旬ぐらいまで球場が使えず、室内練習場で調整する難しさはある」という。そんな悪条件も踏まえて投手力中心のチームをつくり上げた。「まずはゼロから一を。一がなければ二もないので、目標は一つ目を全力で勝つこと」。20日の1回戦で、出場11度目のJFE西日本(福山市・倉敷市)に挑む。

関連記事

こんな記事も

スポーツ総合用語

スポーツ総合

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ