6月の米消費者物価、9.1%上昇 40年半ぶり高水準
2022年07月13日22時49分
【ワシントン時事】米労働省が13日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比9.1%上昇した。伸び率は前月(8.6%上昇)から拡大し、1981年11月以来約40年半ぶりの高水準となった。インフレ高進が収まらない状況が示されたことで、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げを後押ししそうだ。
急ピッチの利上げ堅持へ 労働市場「信じられないほど逼迫」―景気冷却不可避に・米FRB
CPI伸び率の加速は2カ月連続。市場予想(8.8%)も上回った。米国は、新型コロナウイルス危機からの回復を受けた強い需要に供給が追い付かず、歴史的な高インフレに直面。ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギーと食品の高騰が重なり、物価高が長期化している。
CPIは前月比でも1.3%上昇と、2005年9月以来の高い伸びとなった。