ウクライナを「候補国」に EU加盟めぐり勧告―欧州委
2022年06月17日21時09分
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は17日、EUへの加盟を申請したウクライナとモルドバについて、「加盟候補国」として認定するよう加盟国に勧告する意見書を公表した。EUはこれに基づき、23、24両日の首脳会議で協議。全27加盟国が同意すれば、加盟候補国に認定され、加盟交渉入りへの道が開かれる。
フォンデアライエン欧州委員長は記者会見で、加盟に向けて実行すべき改革は多いとの認識を示しつつ、「ウクライナの人々にはわれわれと共に欧州の夢を生きてほしい」と訴えた。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領はツイッターで「歴史的な決定に感謝する」と歓迎し、首脳会議での認定に期待を示した。