• ツイート
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

与党幹部が議員辞職要求 離党の吉川氏、首相に痛手

2022年06月13日19時43分

参院決算委員会で立憲民主党の田名部匡代氏(右端)の質問に答弁する岸田文雄首相(中央)=13日午後、国会内

参院決算委員会で立憲民主党の田名部匡代氏(右端)の質問に答弁する岸田文雄首相(中央)=13日午後、国会内

 与党内で13日、18歳女性に飲酒させ、現金を払ったなどと週刊ポストに報じられた衆院議員=自民離党、比例代表東海ブロック=に対し、議員辞職を要求する声が上がった。公示が迫る参院選への影響を回避する思惑とみられるが、吉川氏が所属していた岸田派を率いる首相には痛手となりそうだ。

与党、参院選へ「セクハラ」影響警戒 細田氏、不信任否決も説明焦点

 首相は13日の参院決算委員会で、吉川氏に関し「離党したといえども国民に何も説明していない。説明責任を果たすことが重要だ」と指摘した。
 この後、党本部で役員会に出席し、さらに幹事長と会談。吉川氏の進退をめぐり協議した可能性がある。茂木氏は記者会見で「政治家としての適切な出処進退は本人が判断すべきだ」と述べた。
 参院幹事長は党参院議員総会で「さっさと党は出て行ってもらったが、比例復活議員なので自民党の議席だ。議員辞職も求めたい」と表明。安倍派中堅は「安倍政権なら間髪入れずに辞職させた。首相は何をしているんだ」と語った。
 衆院議長のセクハラ疑惑も抱える与党は打撃を最小化するため、吉川氏には速やかな辞職を促す意見が大勢だ。
 公明党の国対委員長は自民党の国対委員長と国会内で会談し、「ずるずるいけば参院選に影響しかねない。早めに対応すべきだ」と伝えた。

関連記事

こんな記事も

政治

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ