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繰り上げ出走で大番狂わせ 最低人気のリッチストライク―米競馬ケンタッキー・ダービー

2022年05月12日06時32分

米国競馬のケンタッキー・ダービーに勝ったリッチストライクと喜ぶレオン騎手=7日、ケンタッキー州ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場(AFP時事)

米国競馬のケンタッキー・ダービーに勝ったリッチストライクと喜ぶレオン騎手=7日、ケンタッキー州ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場(AFP時事)

 7日に行われた米国競馬の3歳3冠レース第1戦、第148回ケンタッキー・ダービー(GI、ダート約2000メートル)で歴史的な番狂わせが起きた。現地では最低20番人気のリッチストライク(米国)が優勝。手綱を取ったレオン騎手は、このレース初挑戦でビッグタイトルを手にした。
 大外枠から出たリッチストライクは、力を温存するように後方を進んだ。最後の直線で視界が開けると、レオン騎手は内を突く。「この馬のことはよく知っている。いい感じだった」。人気のエピセンターとゼンダンがたたき合うのを尻目に、鮮やかに差し切った。
 運にも恵まれた。AFP電などによると、レース前日、出走取り消しで空いた枠に繰り上がった。オーナーによると、期限の約30秒前の出走登録。ケンタッキー・ダービーのフルゲートは20頭だが、今回のゼッケン「21」が、リッチストライクの立場を物語っていた。
 リード調教師は、レースが行われたチャーチルダウンズ競馬場のあるケンタッキー州出身。「本当にうれしい。気絶しそうだった。この馬はこのコースが大好きで、とても良い調教をしてきた」と喜んだ。
 競走時間から「スポーツ界で最も偉大な2分間」と形容される一戦。リッチストライクの勝利は、今後も語り継がれるに違いない。(時事)

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