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キャサリン・ジョンソン氏死去 宇宙探査に貢献した米数学者

2020年02月25日09時50分

米航空宇宙局(NASA)で働いていた当時の数学者キャサリン・ジョンソン氏=1966年(EPA時事)

米航空宇宙局(NASA)で働いていた当時の数学者キャサリン・ジョンソン氏=1966年(EPA時事)

 キャサリン・ジョンソン氏(米数学者) 米航空宇宙局(NASA)や米メディアによると、24日、バージニア州ニューポートニューズの高齢者施設で死去、101歳。軌道力学の専門家としてNASAによる月探査計画に貢献し、その活躍は2016年公開の米映画「ドリーム」の題材となった。

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 NASAのブライデンスタイン長官は、ツイッターで「ジョンソン氏の勇気と、彼女なくして達成できなかった業績を、NASAの家族は忘れない」と死を悼んだ。
 幼い頃から数学分野で優れた才能を発揮し、米国の黒人で3人目となる数学の博士号を取得した。教職を経て1953年、後にNASAへ統合される米航空諮問委員会(NACA)のラングレー研究所入り。ソ連(当時)との宇宙進出競争が本格化する中、宇宙飛行の軌道計算担当としてNASAの計画を支えた。
 宇宙飛行士からの信頼は絶大で、米国人で初めて地球周回軌道を飛行したグレン飛行士が「彼女が計算するまで飛ばない」と言い張った逸話で知られる。69年のアポロ11号による人類初の月面到達や、スペースシャトル計画にも携わり、86年に引退。15年、オバマ大統領(当時)から文民最高位の大統領自由勲章を授与された。

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