衆院静岡補選、野党の候補調整足踏み 参院選のしこり影響
2020年02月25日07時15分
自民党の望月義夫元環境相の死去に伴う衆院静岡4区補欠選挙(4月26日投開票)で、主要野党の候補者調整が足踏みしている。次期衆院選の「試金石」として、共闘の必要性では一致するものの、昨年7月の参院選静岡選挙区で立憲民主、国民民主両党が激しく争ったしこりを引きずっているためだ。
同補選をめぐり、立憲は独自候補の擁立を見送る方針。国民は無所属新人の田中健氏(42)を推し、共産党は元職の島津幸広氏(63)の擁立を発表している。国民の静岡県連会長を務める榛葉賀津也参院幹事長は18日の記者会見で「静岡で国民、立憲が共に戦うのは大きなインパクトだ」と述べ、野党陣営の一本化に意欲を示した。
ただ、静岡は昨年の参院選で、立憲が榛葉氏に「刺客」をぶつけた遺恨の地だ。立憲は、田中氏での共闘を容認する条件として、榛葉氏に共産と調整するよう要求。これに対し、榛葉氏は「立憲が(田中氏支援の)判断を早めにしてほしい」と主張し、協議は平行線のままだ。
国民が原発再稼働推進派の電力総連の支援を受ける一方、共産が県内に立地する浜岡原発の廃炉を主張していることも、候補者調整を難しくしている。ある立憲幹部は「期限を区切るといいことがない」と述べ、調整になお時間を要するとの見通しを示した。
主要野党の「出遅れ」を尻目に、自民党は新人の深沢陽一前静岡県議(43)の擁立を既に決定。「弔い合戦」と位置付け、総力戦で議席を死守する構えだ。
24日は望月氏が所属した岸田派の岸田文雄会長(党政調会長)が深沢氏の静岡市内の事務所開きに出席。国会議員秘書も務めた深沢氏の経歴に触れ、「国政でも即戦力だと確信している。みんなで押し上げていきたい」と支持を訴えた。安倍晋三首相(党総裁)も選挙期間中の現地入りを検討している。
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