実った対策、VARも追い風 G大阪、遠藤の記録に花添える―Jリーグ
2020年02月23日19時41分
昨季の王者を相手に、G大阪は入念な対策を施した。1―0の前半34分に、GK東口が最後方から長いボールを供給。横浜Mの特長でもある高い守備ラインの裏を的確に狙う。「一番嫌な所だと思っていた」(東口)。受けた倉田が矢島に折り返し、冷静に流し込んだ。
左サイドに走り込んだ倉田に対し、一度はオフサイドの旗が揚がったが、今季導入されたVARの介入で得点が認められた。オフサイドポジションには5人が残っていたものの、ボールには関与しておらず、映像の検証で判定が覆った。昨季までならノーゴールのまま終わっていたが、貴重な追加点に生まれ変わり、結果的に決勝点となった。
2点目の場面。クロスに対して、すかさずゴールの近いサイドに詰め、相手を引き付けて矢島が飛び込むスペースをつくっていたのが遠藤。ボールを持っていなくとも、広い視野で最適解を選択し、「チームとしてこうなることは予想していた」と満足げ。この試合でJ1最多に並ぶ出場631試合を達成した40歳のベテランこそがなせる業でもあった。
狙い通りに強敵を破り、9年ぶりの開幕戦白星。選手の判断で流動的にポジションを変えられるようになったことも、昨年からの上積み。自身の偉業に花が添えられた遠藤は90分を戦い抜き、「(楢崎)正剛さんに並べてうれしい。何より勝ってスタートできたのは大きい」。誰よりも喜んだ。
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