海温上昇で「生きゆで」に… NZで最大50万個の貝死ぬ

2020年02月21日09時35分

【ウェリントンAFP=時事】ニュージーランドの海岸で、海水温の異常上昇により最大50万個のイガイ(ムール貝)が「生きたままゆでられた」状態となり死んでいるのが見つかった。海洋専門家らは、気候変動との関連を指摘している。(写真は資料写真)
 イガイの大量死は、オークランド在住のブランドン・ファーガソンさんが今月、北島の北端近くにあるマウンガヌイブラフビーチで発見した。
 ソーシャルメディアに投稿された動画には、ほぼひざの高さまで貝の死骸が積もった潮だまりを歩きながら、「どれも死んでいる。何も残っていない」と驚きを表明するファーガソンさんの様子が捉えられている。
 ワイカト大学の海洋生態学者、クリス・バターシル教授によれば、ザルガイなどの二枚貝でも近年同じような大量死があったという。
 同教授はAFPに対し、これらの大量死に共通しているのは「多くの日照があり、海が静かな状態が長期間にわたり続く、非常に高温な状況」とみられると説明。「高温によるストレスと、水の動きがないために動物が酸欠になる要素が合わさり、動物はやがて死ぬ。要は、生きたままゆでられるということ」と語った。
 同教授は、この極限状態の発生はまれであり、「気候変動と関連しているか(と問われれば)、私はしていると思う」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕

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