子育て日本一と「シビックプライド」=西岡真一郎・東京都小金井市長

西岡真一郎・東京都小金井市長

 昨年12月に行われた東京都小金井市長選で、西岡真一郎市長(にしおか・しんいちろう=50)が再選を果たした。市議会議員、都議会議員を経て市長に。その役割を「多様な意見のある住民のど真ん中に立つ」と表現し、施策では保育士確保や医療費助成など「子育て環境日本一」、理念では市民が市への誇りや愛着を持つ「シビックプライド」を掲げ、市政運営に当たっている。

 市長選では、西岡市長と、自公系、共産系の3候補が横一線との見方があったが、約8000票差で圧勝した。勝因について「十分だったとは思わないが、庁舎移転問題やごみ処理、駅周辺のまちづくり、子育て支援など、1期目4年間が評価されたのではないか」と振り返る。特定政党の推薦を受けず、「市民代表」の立場。市長選での有効投票率が40.89%にとどまり、自身の得票率が約46%だったことにも言及し、「市政への関心を上げなければ」と課題を挙げる。

 重視する子育て支援では、2019年4月1日時点で保育園の定員数を3028人に増やしたが、同時点でなお111人の待機児童がおり、今後5年で定員数をさらに1000人増やす方針。完全ではないものの、施策は市民に理解されているとみている。

 保育士確保のため、年間約1億4000万円を投じ、月上限8万2000円の家賃補助を導入。入園児の副食費の無料化、子育て世帯に向けた医療軽減の所得制限撤廃などの支援も講じている。就任以来、子育て、教育環境関連の切れ目ない支援を目指し、30項目以上の新規施策に取り組んできた。

 住みやすいまちとして定評があり、住んで良かったという実感が共有される「シビックプライド」を目標理念に掲げる。20年度は、翌21年度から10年間の市基本計画や関連計画を策定する「すごい節目で、重みがある年」。市民参画を目指し、高校生や18~39歳を対象にワークショップへの参加を無作為抽出で依頼したところ、「多くの方に参加いただいた」という。目標の「プライド」理念は各計画により具現化されることになる。

 〔横顔〕東京都武蔵野市出身。93年獨協大経済学部卒業後、自民党、新党さきがけの事務局職員を経て地方政界に。15年12月に小金井市長に就任。現在2期目。

 〔市の自慢〕都内有数の桜の名所、小金井公園には、古くからの商店や農家が移設された「江戸東京たてもの園」がある。近くの玉川上水や、野川を巡る遊歩道には訪れる人が絶えない。大正から昭和にかけ洋画の分野で活躍した中村研一画伯を記念する市立「はけの森美術館」は、野川散策路の近くにある。(2020/02/13-08:30)

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