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衆院予算委、北村氏答弁で続く混乱 「スーパーシティ」影響も

2020年02月11日07時53分

衆院予算委員会で渡辺清内閣府総括審議官(左端)の答弁を聞く北村誠吾規制改革担当相(中央)=10日、国会内

衆院予算委員会で渡辺清内閣府総括審議官(左端)の答弁を聞く北村誠吾規制改革担当相(中央)=10日、国会内

 衆院予算委員会は10日、ちぐはぐな答弁を先週から繰り返す規制改革担当相をめぐり混乱した。与党側は北村氏に代わる答弁者として内閣府官僚の「」出席を強行したが、主要野党はこの日の北村氏の答弁にも反発し、委員会を一時退席。政府が今国会に提出した「スーパーシティ」構想実現を図る国家戦略特区法改正案にも影響が出そうだ。

約1時間開会ずれ込み 北村規制改革担当相の答弁補佐めぐり対立―衆院予算委

 紛糾の種は、内閣府が「桜を見る会」推薦者名簿の一部を白塗りにして国会に提出した問題だ。北村氏は「公文書管理とは直接関係ない」として公文書管理法や政府の指針に違反しないと明言。「適切なファイルを作成し、来年度より保存する。今までのことはご容赦賜りたい」とも述べた。
 主要野党はこれに強く反発し、審議を一時ボイコット。その前後も議事がたびたび中断した。野党は7日の予算委も途中退席している。
 10日の委員会冒頭、与党は内閣府の渡辺清総括審議官をとして出席させることを、主要野党の反対を押し切り多数決で決めた。先週の北村氏の答弁迷走について、渡辺氏は誤った資料を手渡していたためだと釈明し、「事務方として大変申し訳ない」と陳謝。だが、立憲民主党の氏は記者団に「まともに答えていない」と非難した。
 「スーパーシティ」構想は人工知能(AI)やビッグデータなどの先端技術を活用してまちづくりを進める内容。昨年の通常国会に提出されたが廃案となり、一部修正して出し直された。今回は北村氏が担当閣僚を務めるが、自民党幹部は「答弁能力がない」と指摘し、成立を絶望視する。国民民主党の国対委員長は10日の記者会見で「(閣僚の)資質ゼロだ」と辞任を求めた。
 一方、自民、公明両党の幹事長と国対委員長は国会内で会談し、今後の審議について協議。この後、自民党の国対委員長は記者団に対し、「本当に真摯(しんし)な態度で国会に臨んでいる」と北村氏を擁護した。

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