遺族に謝罪も、殺害正当化 相模原殺傷で被告人質問―横浜地裁
2020年02月05日18時45分
相模原市緑区の重度知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年、入所者の男女ら45人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われた元職員植松聖被告(30)の裁判員裁判の第10回公判が5日、横浜地裁(青沼潔裁判長)であった。遺族らによる被告人質問が行われ、植松被告は犠牲者らに対する謝罪の言葉を述べる一方、障害者の殺害を正当化する持論を繰り返した。
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入所者の姉=当時(60)=を亡くした男性が「事件当日はどういうことを考えていたか」と問うと、植松被告は「亡くなった方々には誠に申し訳なく思う」と答えた。「どう責任を取るのか」とただしたが、被告は「長年育ててきたお母さんを思うといたたまれなくなるが、障害者を育てることは間違っている」と持論を展開した。
姉が殺害された時の状況について説明を求めたが、被告は「細かく死にざまは見ていません」と返答。「コンプレックスが事件を引き起こしたのでは」と聞かれ、答えに窮する場面もあった。
続いて長男(46)が重傷を負った尾野剛志さん(76)が法廷に立ち、初公判で口にした「おわび」は誰に対するものかと尋ねた。植松被告は「亡くなられた方、ご家族、自分のせいで迷惑を掛けてしまった全ての人です」とした上で改めて謝罪。被告は遺族らの方を向き、はっきりとした口調で答え、「遺族らは許すことができない」との質問には「仕方ないと思います」と述べた。
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