経済、外交いずれも失敗 岡田克也元外相―与野党論客に問う
2019年11月18日10時57分
―安倍晋三首相の通算在職日数が憲政史上最長となる。
政権奪還へ受け皿づくり 国民民主党の前原誠司元外相―与野党論客に問う
長かったけれども、なし得たものがほとんどない、目立った成果のない内閣だ。
―アベノミクスの評価は。
物価2%(上昇)のための一時的措置として次元を超えた緩和と言いながら、物価目標は全く達成できていない。失敗だったと明確に言うことができる経済政策だ。
―外交政策はどうか。
北方領土問題は完全に失敗に終わっている。4島から2島(返還)にカードを切ったが、その2島すら返ってこない。北朝鮮問題も対話路線に転じたが、拉致問題を含めて進展がない。その間(北朝鮮では)着々と核開発やミサイル開発が進み、八方ふさがりだ。
日米関係は、トランプ大統領との関係で表面上は衝突なくきているが、譲ったことは多い。日米貿易協定でも、自動車・自動車部品の関税は事実上譲ってしまっている。
―安倍長期政権における野党の責任は。
野党が一つにまとまり政権交代がかなう政治を目指さなければいけなかったが、前回(2017年)衆院選で分裂した。(今年7月の)参院選も勝てなかった中で野党の責任は大きい。この流れを断ち切らなければいけない。
―10月の臨時国会から共同会派が始動した。
共同会派は成功している。同じ会派であることによって主張が一貫性を持ったものになり、役割分担もできている。ただ、それに満足せずに一つの党を目指すべきだ。
―どのくらいの早さで野党合流へ動くべきか。
来年1月の通常国会の衆院冒頭解散を念頭に置いて、できるだけのことはすべきだ。(首相は)以前も森友・加計学園問題で解散した。
―野党合流の障壁は。
(一度)分かれたのでいろんなことはあるだろうが、大局を見て、この国の政治に緊張感をもたらすために団結しなければいけない。
―政権奪還に必要なことは。
野党第1党の枝野幸男代表を軸にまとまっていくことが最低限必要だ。同じ党になってもばらばらでは意味がない。
3年3カ月とはいえ政権を経験した人間がたくさんおり、何が必要かは分かっている。その経験を糧に次の政権交代を目指したい。すぐ政権を担えるとは思っていないので、もっと人を育て、政策的にもよりいいものをつくらなくてはいけない。
―共同会派には民主党政権の印象も残る。
(民主党政権の)いいことも悪いことも否定するつもりはない。「悪夢だった」と言う首相はデマゴーグ。全世代型社会保障や子ども・子育て支援に消費税7000億円を投入するなど、大きくかじを切ったのは民主党政権だ。
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