メディア反発で捜査打ち切り=逮捕の調査報道記者-ロシア
2019年06月12日01時06分
【モスクワ時事】ロシアで汚職追及の調査報道を手掛けてきた記者が麻薬密売の容疑で逮捕された事件が大きな波紋を広げている。記者による追及を封じるための不当逮捕と疑う見方が広がり、ロシアの大手新聞3紙は10日、「透明性のある捜査」を求める共同声明を掲載。コロコリツェフ内相は11日、証拠不十分で捜査打ち切りと記者の自宅軟禁解除を決めたと発表した。プーチン政権下でメディア統制が進む中、抗議で事件が見直される異例の事態となった。
警察は6日、独立系インターネットメディア「メドゥーザ」のイワン・ゴルノフ記者(36)をコカインなどを所持していたとしてモスクワで逮捕。ゴルノフ氏は全面否認し、メドゥーザも「(同氏は)準備中の記事に関し、最近数カ月にわたり脅迫を受けていた」と発表したことから疑念が広がった。
地元メディアによると、ゴルノフ氏は8日に裁判所に出廷した際、情報機関である連邦保安局(FSB)当局者と葬儀ビジネスの関係について取材していた過程で脅迫を受けたと明かした。同氏は昨年、治安当局者や犯罪組織が葬儀ビジネスで利権を得ていると告発する記事を発表していた。
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