地震なく津波、222人死亡=ジャワ島やスマトラ島-インドネシア

2018年12月23日20時08分

インドネシア・バンテン州パンデグラン県で、津波によりがれきの山となった家屋=23日(EPA時事)

 【ジャカルタ時事】インドネシア政府によると、スンダ海峡に面するジャワ島やスマトラ島の沿岸で22日夜、津波が発生し、222人が死亡した。行方不明者も28人おり、犠牲者は増える可能性がある。地震は起きておらず、津波は海底の地滑りと高潮が引き起こしたとみられている。

〔写真特集〕インドネシアで津波

 津波は22日午後9時半(日本時間同11時半)ごろ、ジャワ島西部のバンテン州やスマトラ島南部のランプン州で起き、高さ2、3メートルに達したとの情報がある。地震は観測されておらず、高潮に加え、ランプン州の活火山アナク・クラカタウの活動に伴って海底で生じた地滑りが海面を上昇させ、津波となった可能性があるという。

インドネシアのバンテン州パンデグラン県で22日夜、バンド「セブンティーン」の公演会場が津波に襲われた瞬間。バンドのメンバーや家族が死亡、行方不明となった。(「セブンティーン」の公式ツイッターより)

 被害の大きかったバンテン州パンデグラン県では、海岸そばのライブ会場が津波に襲われ、公演中のバンドメンバーや観客が巻き込まれた。同県のホテルに滞在していたインディラさん(38)は「ゴロゴロに続いてバンという音が海から聞こえた。外を見ると人々が走っていて、私も数キロ離れた高台に逃げた」と地元メディアに話した。
 負傷者は843人で、住宅550棟以上やホテル9棟のほか、道路や公共施設が損傷した。在インドネシア日本大使館によると、邦人の被害は確認されていない。(2018/12/23-20:08)

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