AKB48グループの「選抜総選挙」が2015年も行われ、福岡・ヤフオクドームで3万2000人の観客が開票の行方を見守る中、HKT48の指原莉乃が2年ぶりに1位に返り咲いた。今回の投票総数は328万票を超えて過去最高を更新。開票イベントのテレビ中継は高視聴率を記録し、注目度の高さは例年通りだった。
7回目を迎えた15年の総選挙では、指原が1位を目指す他の有力メンバーらに大勝し、本格的な「指原時代」の到来を感じさせた。また、名前を呼ばれたメンバーのうち、姉妹グループの割合が7割を超え、その勢いを見せつけた格好だ。
AKB48の誕生から10年。大きな節目の年に行われた総選挙の結果に基づき、AKB48グループの現状や課題をまとめたい。
【第7回選抜総選挙の概要と結果】15年の第7回選抜総選挙は、8月に発売される41枚目のシングルの表題曲を歌う16人の「選抜メンバー」と、カップリング曲を歌うメンバーの計80人をファン投票で決める企画。3年連続で立候補制が導入され、AKB48と姉妹グループから計272人が立候補した。AKB48の小嶋陽菜や入山杏奈、卒業を発表していた川栄李奈、SKE48の松井玲奈らは出馬しなかった。
開票結果は6月6日、福岡・ヤフオクドームで発表され、指原が過去最多の19万4000票余りを獲得して2回目の1位に輝いた。2位は柏木由紀、3位は前回覇者の渡辺麻友だった。投票総数は328万7700票となり、前年(268万9400票)を大きく上回った。
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