SKE48須田亜香里の卒業コンサートが9月24日、名古屋市の日本ガイシホールで開催された。「(グループは)人生をささげた場所だった」という須田は、「多くの方々の支えがあって、30年の人生の中で13年も温かい時間を濃く過ごすことができました」と感謝を込めた。
ステージの序盤、須田は「恋を語る詩人になれなくて」のパフォーマンスを後列の端でスタートした。「デビューして3年ぐらい、ずっとあの位置で劇場公演に出ていた。それでも見てくださる人が大勢いて、アイドルとして前に押し出してもらえました」。自身の歩みを確認した後は、「AKB48選抜総選挙」の選抜メンバーとして歌った数々の楽曲や、グループのシングル曲などを披露した。
アンコールでソロ曲「私の歩き方」を熱唱すると、「アイドルをやめたら自分がどうなってしまうのだろうと不安だけど、一度しかない人生を無限に味わっていきたいと思います」とあいさつ。ステージを離れる際には「SKE48の須田亜香里でいられて本当に幸せでした」と涙を見せ、「みんなと一人ひとり、深くつながってきたことは消えないし、これから先も続いていくことを約束します」と、“握手会の女王”として大切にし続けたファンに言葉を贈っていた。
須田の卒業は当初、9月末の予定だったが、11月に延期され、須田単独の握手会などが行われるという(C)2022 Zest,Inc./AEI(2022年09月24日) 【時事通信社】
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