ソチ五輪2014

駅のトイレは「完全アウェー」

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アドレルとソチを結ぶ新しい車両【時事通信社】

 アドレルからソチへ電車で向かってみた。アドレル駅は現在、立派な高架駅舎が作られている。新しい看板などに英語表記はあるのだが、チケットを買う場所が全く分からなかった。制服を着たお姉さんに尋ねてみたが、ロシア語しか話せないようだった。困り果てていると、彼女は仕事中にもかかわらずわたしが電車に乗るまで付き添ってくれた。またまた「スパスィーバ」。

 ソチまでの切符は車内で購入するシステムで、50ルーブル(約170円)。列車はオリンピック用に導入された新しい車両だった。スーツケースなどを置ける荷物置き場やトイレもあり、英語のアナウンスも流れる。車窓から黒海を眺めながら約30分でソチに到着した。

カウントダウンクロックはソチ市民が憩う広場に設置されている【時事通信社】

 ソチはアドレルに比べて都会だ。ショッピングセンターや、しゃれたカフェなど、アドレルでは見かけないお店がたくさんある。

 ソチ駅はスターリン様式の駅舎で、モスクワやその他の都市への長距離列車が発着している。そのため、たくさんの人が大きな荷物抱えながら列車を待っていた。駅舎内も改装が進んでいるが、まず有料トイレをきれいにしてもらいたい、と心から思った。穴が開いているだけの古いタイプで、においもひどく、紙も置いていない。15ルーブル取るにもかかわらずこの質の悪さには怒りを覚えた。

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