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スケート五輪代表選考会の男子500メートルで優勝した加藤条治(2013年12月28日、長野・エムウエーブ)【時事通信社】
狙いを金メダルだけに定めている。スピードスケート男子500メートル。前回バンクーバー五輪で銅メダルを獲得した加藤条治(日本電産サンキョー)は「4年に一度の大きな大会。絶対に結果を出すという気持ちで臨む」と言葉に力を込める。
今季のワールドカップ(W杯)では3レース目で優勝。シーズン序盤に五輪切符を手にし、大舞台を見据えた調整に軸足を移した。
W杯前半戦最後のベルリン大会で2位、昨年末の五輪代表選考会ではただ一人の34秒台で圧勝。定期的にターゲットを定めて結果を出し、「滑りの精度が上がってきている」と手応え十分だ。
1月中旬の世界スプリント選手権には出場せず、大舞台に万全を期す。連戦の中で痛めた腰や股関節を癒やし、たまった疲れを抜こうと考えている。「気合が空回りしないように、冷静に自分のやるべきことをしっかりやっていく」。過去の反省を生かし、リラックスして本番に臨むため、マイペースを貫く。
かつての世界記録保持者も五輪直前の2月6日には29歳になる。気力、体力ともピークで迎える勝負への思いは人一倍強い。「過去の五輪では結果を出せず、悔しい思いをした。まだ金メダルを取る実力を秘めているはず。今度こそ、しっかり力を出し切って自分の物にしたい」。悲願達成へ闘志を燃やしている。
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