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競技展望
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現地直前リポート
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冬季五輪のマスコット像と記念撮影する子供たち。後方は、まだ建設が終わらないホテル(2014年01月06日、ロシア・ソチ)【時事通信社】
あと1カ月に迫ったソチ冬季五輪。ロシア国営メディアは大会前の「盛り上がり」を伝えるが、歓迎ムードの一方、市民の五輪への思いは十人十色だ。
◇会場で見たいが
当地は古くから人気の高い保養地で、今もロシア中の人々が集まる。黒海の船着き場を散歩していた同国中部の町から来た教師ベーラさん(56)は「五輪は直接見たいが、教師の給料では無理。テレビで見るわ」と笑っていた。
ロシアの人気競技はアイスホッケー、フィギュアスケート、バイアスロンの順。南部出身のドミトリーさん(25)は電話会社の仕事で出張。「チケットは会社を通じて手に入るかも。アイスホッケーだったらいいな」と目を輝かせた。
◇親から子へ
国民に鮮烈な印象を残したモスクワ五輪から34年。「子供の時に見に行った」と話すセルゲイさん(42)は隣町から電気工事の出稼ぎに来た。「(10歳の)息子にも五輪の感動を知ってほしい」
ソチ生まれの運転手セルゲイさん(45)も「12歳の娘を会場に連れて行きたい」と、地元で迎える祭典に万感の思いだ。
◇準備は万端
準備の遅れが伝えられたが、懸念を吹き飛ばす若い力がある。ソチ国立大で学ぶエレーナさん(25)は得意の語学を生かして「おもてなしができれば」とボランティアに志願し、ドイツ選手団を世話する。
開会式でボランティアを務めるニキータさん(18)らロシア民族友好大の3人組は「僕らの準備は万端。待っても待ち切れないよ」。あと「31日」を示したカウントダウンボード前で興奮していた。
【1】
五輪歓迎、
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