選手名(ふりがな) | 性 | メダル | 競技 | 種別・種目 |
---|---|---|---|---|
西方 仁也 (にしかた・じんや) 岡部 孝信 (おかべ・たかのぶ) 葛西 紀明 (かさい・のりあき) 原田 雅彦 (はらだ・まさひこ) |
男 | 銀 | スキー・ジャンプ | 団体 |
2回目のジャンプ失敗でがっくりとうずくまる原田雅彦(雪印)と、手前は逆転優勝に喜び合うドイツ・チーム(ノルウェー・リレハンメル)
銀メダルを取ったのに、「失敗」と言われた。手を伸ばせば届きそうな金を逃したからだ。
日本は1回目で2位につけ、2回目で4人中3人がK点(120メートル)を越す大ジャンプをした。首位ドイツを逆転し、逆に55・2点の大差をつけた。距離だけなら、あとは原田が105メートル飛べば金。1回目122メートル飛んだ彼にすれば、難しいことではないように見えた。だが…。
踏み切りが明らかに早すぎた。高い飛び出しも力強さも見られぬまま、97・50メートルの地点に着地した。下で待つ仲間の顔が凍りつく。原田は両手で頭を抱えてうずくまり、動くことさえできなかった。
ジャンプ・ラージヒル団体、観衆に応える2位の日本チーム。2回目三人目を終え、二位ドイツに大差をつけていたが、最後のジャンパー、原田がまさかの失敗。目前の金を逃した(ノルウェー)
油断があったわけではあるまい。早く金を決めようと力みすぎたのだろうか。前回大会までは上位3人の成績のみを足して順位を付けた。この大会から4人全員の点を合算する方式に変わったのが、日本には大きな痛手となった。
1994 リレハンメル
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