選手名(ふりがな) | 性 | メダル | 競技 | 種別・種目 |
---|---|---|---|---|
青地 清二 (あおち・せいじ) |
男 | 銅 | スキー・ジャンプ | 70メートル級 |
札幌五輪で銅メダルを獲得した青地清二(写真は1967年時)【時事通信社】
笠谷、金野とともに、日の丸飛行隊メダル独占の一翼を担った。「こういう結果になって…。何とも言えない。本当にうれしい」。青地は満面に笑みを浮かべてそう言った。
20番スタート。空中でスキーをそろえ、83・50メートルに着地した。1回目は笠谷に次ぐ2位。金野が3位、もう一人の藤沢も4位につけていた。史上初めて、4位までを日本選手が独占するかに見えた。
2回目。青地の体はやや曲がり、スキーも乱れた。途中までは失敗ジャンプ。だが、それを立て直す驚異的な粘りを見せた。飛距離は77・50メートル。色は変わったが、メダルはしっかり確保した。
笠谷が金を決めた瞬間、金野、藤沢とともに駆け寄った。競技場が歓喜と興奮に沸き返る。競い、励まし合ってきた4人のジャンパーが、無言で抱き合った。
新着
会員限定