ソチ五輪2014

1972年 札幌五輪 金メダリスト

選手名(ふりがな) メダル 競技 種別・種目
笠谷 幸生
(かさや・ゆきお)
スキー・ジャンプ 70メートル級

スキージャンプの笠谷幸生(北海道札幌市)

 1972年2月6日。札幌は、年に1度あるかないかの好天になった。無風、抜けるような青空の下で、日の丸飛行隊の赤いウエアが栄えた。笠谷が金、金野が銀、青地が銅。日本勢冬季五輪初の金、そしてメダル独占の快挙が成し遂げられた。

 1本目。笠谷はタイミングよく飛び出すと、スキーの先をぐいと持ち上げた。何と叫んだか、口も大きく開いた。深い前傾姿勢を保ち、きれいな着地。84メートルの最長不倒を飛んで首位に立った。

 2本目は飛び出しにいささか精彩を欠いたが空中でスキーを整えて飛距離を79メートルに伸ばした。掲示板の上位に「JPN」の文字がずらりと並ぶ。2万5千人で埋まる宮の森シャンツェが歓喜と興奮の渦に包まれた。

スキージャンプ70メートル級表彰式、喜ぶ金メダルの笠谷幸生(中央)ら日本勢(北海道札幌市)

 金野、青地とともに、笠谷が表彰台の中央に立つ。日本中の期待を背に、見事にそれを成し遂げたわりに表情はぎこちなかった。両手を挙げ、はにかんだような笑み。もう一度控え室に戻った時には、いつもの無表情に戻っていた。

1972 札 幌

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