【シドニー時事】オーストラリア保安情報機構(ASIO)のバーゲス長官は22日までにまとめた年次脅威評価で、米英両国と安全保障協力枠組み「AUKUS(オーカス)」を結成後、防衛産業を標的にしたスパイ行為が「顕著に増加した」と明らかにした。
AUKUS拡大版で日本と協力も 中国と軍事対話再開―豪国防相
米英豪3カ国は2021年9月、AUKUSの枠組みで合意。これに基づき豪政府は原子力潜水艦の導入計画などを進めている。バーゲス氏はスパイ行為の具体的件数を示さなかったが、防衛産業で働く人々を対象にオンラインを通じて情報を盗み取ろうとする企てが急増したと説明した。(2023/02/22-15:25)