政府は17日の閣議で、NHK党のガーシー(東谷義和)参院議員の質問主意書に対する答弁書を決定した。昨年7月の参院選で初当選したガーシー氏は一度も国会に登院しておらず、参院懲罰委員会が21日に処分を決める予定。質問主意書の提出は初めてで、議員活動の実績づくりが狙いとみられる。
質問主意書は8日に提出された。東京都が若年女性支援事業を委託した一般社団法人「Colabo(コラボ)」の不適切な経費計上問題を取り上げ、「委託費の流用防止に関する最低限の条項すら契約書に記載していない団体は補助の適格性を欠く」と指摘。政府見解をただした。これに対し、政府は「補助はさまざまな観点から総合的に判断されるものだ」と回答した。(2023/02/17-11:55)