スノーデン容疑者引き渡し検討か=ロシアがトランプ氏に「贈り物」-米報道

エドワード・スノーデン容疑者=2013年6月、香港(AFP=時事)

 【ワシントン時事】米国家安全保障局(NSA)の機密情報を暴露した元中央情報局(CIA)職員、エドワード・スノーデン容疑者について、米NBCテレビは10日、亡命先のロシア当局が米国への身柄引き渡しを検討しているもようだと報じた。ロシアとの関係改善を掲げるトランプ米大統領への「贈り物」という。

〔写真特集〕元CIA職員・スノーデン容疑者

 ロシア当局内の討議状況を詳述した機密情報報告を分析した米高官はNBCに対し、引き渡しは「トランプ氏の歓心を買うためのさまざまな計略の一つ」だとの見方を示した。別の情報関係者は、ロシア側の内部議論に関する情報は、トランプ氏の大統領就任後に集められたと語った。
 トランプ氏は就任前の昨年7月、スノーデン容疑者について「完全な裏切り者で、(引き渡されれば)情け無用で対応する」と主張していた。米連邦法上、同容疑者は有罪なら最低30年の禁錮刑に処せられる。 
 米国の元国家安保担当高官は、「ロシアは必要とする情報を既にスノーデン容疑者から聞き出している」と指摘。引き渡しに関し「ロシアにとって(引き換えに失うものがない)ウィンウィンの取引だ」と分析した。
 スノーデン容疑者は、昨年12月にウェブサイトに掲載されたインタビューで、引き渡しは人権侵害だと主張。一方で「(自身の処遇について)それほど心配していない。自分の決断は心地良いものだったし、正しいことをしたと分かっている」と話していた。(2017/02/11-11:49) 関連ニュース

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